鶏が先か、卵が先か

2017年9月14日雑多

よく聞く言葉。

鶏は卵を産む。
その鶏は卵から来た。
その卵は鶏から生まれたとは限らない。「鶏に近い鳥」から生まれたのかもしれない。
「鶏に近い鳥」から生まれた卵は鶏の卵じゃない。
でも「鶏」か「卵」か、どっちが先なのか。のお話。

となると「卵」が先なんじゃないかな?やっぱり。

【生化学】
かつて「最初」の鶏がいた以上、それはその鶏たる由縁を規定した卵から生まれたに違いない。

【数学】
卵の時系列が持つ情報からは鶏の数を予測できたが、鶏の数から卵の数を予測できる逆の関係は無かった。彼らは卵が先であると結論付けた。

【進化論】
種の分化のどの部分の議論になろうと、種を規定するのは遺伝的形質であり、遺伝的形質は交配によって生じる遺伝子によって規定される以上、卵が先だという結論自体は変わらない。

【神学】
創世記を文字通り史実と解釈すれば、鶏が卵より先ということになるだろう。

【循環時間論】
何者も最初たりえない。循環する時間において、「最初」は存在しない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B6%8F%E3%81%8C%E5%85%88%E3%81%8B%E3%80%81%E5%8D%B5%E3%81%8C%E5%85%88%E3%81%8B

多数決で「卵」が先っていうことでした。
おしまい。